行ってきました、四ッ谷酒造。
今全国で絶大な人気を誇る兼八≠ェ生まれる蔵。
宇佐の静かな漁師町から始まった兼八伝説。


↑ 四ッ谷酒造玄関。
もとは魚屋だった四ッ谷さんのお祖父
さんが、大の焼酎好きで、自ら焼酎蔵
を造ってしまったそうです!!そのお祖父
さんの名前が兼八≠ウん。

あいにくの雨模様の中、大分空港から車で走ること、約90分。
大分でも北九州に近い宇佐市に四ッ谷酒造はあります。

のどかな田園地帯を抜け、蔵のある長洲 へ入ると、たくさんの酒蔵がありました。
そのほとんどが清酒蔵と聞いてびっくり。もともと大分県は清酒圏なんだそうです。

たくさんの蔵が立ち並ぶ一角に四ッ谷酒造≠フ風格ある看板を発見…!!

「うをぉぉ〜四ッ谷酒造だぁぁ〜!!!すげぇ〜!!!」

思わず声を上げてしまいました。 
そうです。あの兼八≠ヘここから始まったんです…。既に胸いっぱい。


↑番頭台。上にある賞状は四ッ谷さんの祖母シゲ子さんのもの。兼八氏亡き後、女手一つ、蔵を切り盛りしてこられました。その苦労の証です。

四ッ谷さん一家に出迎えていただいた後、
ちょうどお昼時に到着してしまった為、四ッ谷さん(専務の四ッ谷岳昭氏)と昼食を
取りに一旦外へ。

食事の間、色々なことを聞かせてもらいました。

宇佐地方は麦の作付け面積日本一。
冬(11月〜12月)に種を蒔き、初夏(5月末〜6月上旬)に刈入れを行うそうです。
私達が訪ねた時も、既に刈入れは終わり、裏作として米の田植えが行われた
直後でした。 麦畑が一気に田んぼに変わってしまうのです。

ただ、蔵の周りの麦畑で収穫された麦は、ほとんど小麦粉や醤油に使われ、
焼酎の原料麦は佐賀や福岡で精麦されたものを使っているそうです。
四ッ谷さん曰く「麦焼酎は原料より蒸留の技」とのこと。なるほど〜。

終始明るく活発な笑顔で話してくれる四ッ谷さんは、周りも元気に楽しくさせて
くれる魅力溢れる人柄。ついつい会話も弾んでしまいます。


↑2次仕込み用の麦を蒸してます。
隣に室(むろ)となる台があり、その奥
に1次仕込み用の麦の蒸し器があり
ます。段取りの組みやすい配置。

蔵へ戻っていよいよ蔵見学です。

奥行きのある四ッ谷酒造は、想像していたよりも素朴な蔵でした。
「今をときめく焼酎蔵なら、きっと設備も拡大してるだろう」と
勝手に思いこんでいたのですが、まったく逆。

もちろん、作業を効率良くする為に、蒸し器を増やす等されてますが、
基本は手作り、手作業、小仕込みです。

この蒸し器を2台にすることで、1次仕込みと2次仕込みの麦を
平行して同時に蒸すことが出来るようになり、作業の効率もUP。


↑一次仕込みの酒母。まず元気のよい焼酎の土台を造ります。
四ッ谷酒造は一次仕込と同じタン
クで2次仕込みを行います。

1次の酒母を5日間醗酵させた後
2次込みの麦を加えていきます。

もろみの中で醗酵が進みアルコー
ルが出来ていきます。

醗酵させてから18日後、
いよいよ蒸留へ。


↑2次仕込みの麦を加えている途中。
中ではゆっくりと体流している様子が
見えました。

↑これが自慢の蒸留機。
社長(四ッ谷さんのお父さん)
自らが改造を手掛けた
常圧蒸留機です。
 
蒸留された液体が隣のタンクへ
左の写真にある蒸留機と
壁を隔てて連結しています。

蒸留方法は大きく分けて2種類。

原料の風味と旨味をを強く残す
常圧蒸留と

淡麗でスッキリとした仕上がりになる
減圧蒸留。

兼八の風味豊な香ばしさは
常圧蒸留から生まれる味わいです。

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